補償を受ける権利
補償を受ける権利
労働基準法 第83条
補償を受ける権利は、労働者の退職によつて変更されることはない。
【補償を受ける権利】の解説です
従業員が退職しても、業務上の災害による補償は受けられます。
どういうこと?
従業員が仕事中にケガをしたり、仕事が原因で病気になったりしたときは、会社に使用者責任があります。
そうだね。
会社に使用者責任があるのですが、従業員が退職すれば会社とは無関係になるから、会社の責任は免れると考える人がいます。
従業員が退職しても、会社の責任は免れないということだね。
そういうことです。
自己都合退職の場合も、懲戒解雇、普通解雇の場合でも同じ?
はい。定年退職、契約期間満了による退職の場合も同じです。
会社が倒産、廃業したときは?
その場合でも補償が打ち切られることはありません。雇用関係がなくなっても、補償を受ける権利は消滅しません。